れい'sちゃんねる〜ポッドキャストの世界

音声と文字、ダブルのアプローチ

ぼいむすび第1回目〜和菓子に学ぶ①梅花亭 梅もなか

「ぼいむすび」はじめました

「ぼいむすび」第1回目、いよいよスタートです!

この番組は、声を通じて人と人、

あるいは学びと人を結びつけることを目指しています。

オーナーのれいさんが、皆さんと一緒に

様々なテーマを探求していきます。

和菓子に目覚めたきっかけ

実は私、れいさんは元々甘いものが苦手でした。

ケーキよりおせんべい、チョコレートよりポテトチップスを

選ぶほどのしょっぱいもの好き。

そんな私が和菓子に目覚めたのは、約3年前のことです。

きっかけは、地元のお寺で開催される「朝茶会」。

流派にとらわれず、広くお茶を楽しむための会で、

私はたびたび参加しています。

早朝7時から9時までの2時間、

茶人の方が点ててくださるお茶は、

心落ち着くひとときです。

そこで出されるのが、季節の和菓子。

茶人や茶人の奥様が和菓子の由来や

季節感を教えてくださるのが、

とても面白いんです。

ただ食べるだけでなく、その背景にある物語を知ることで、

和菓子の魅力に深く引き込まれていきました。

ある日、朝茶会で教えていただいた

老舗和菓子屋さんで買った

あんこの美味しさに衝撃を受けました。

甘いだけではない、丁寧に炊かれたあんこの風味。

今まで食べてきた和菓子は

何だったんだろう、と思うほどでした。

伝統ある老舗の和菓子は、やはり格別ですね。

 

日本各地の銘菓と「梅花亭」との出会い

日本各地には様々な銘菓がありますが、

私の故郷である北海道十勝は小豆の名産地でありながら、

六花亭ホワイトチョコレート柳月三方六など、

洋菓子系の銘菓が多いのが特徴です。

酪農も盛んな十勝ならでは、かもしれませんね。

また、福島のお友達が送ってくれた「凍天」のように、

まだまだ知らない美味しい和菓子に出会えるのは

本当に幸せなことだと感じています。


そんな中、最近出会ったのが

「御菓子匠 梅花亭」さんの「梅もなか」です。

先日、リスナーさんのお誕生日プレゼントとして

お送りしたのですが、私も自分用に購入して

その美味しさに感動しました。

 

「梅もなか」の魅力

梅花亭さんのオンラインショップによると、

「梅もなか」は梅の花のふくよかな姿を再現した、

紅梅、白梅、たそがれの梅の3種類があります。

それぞれ、千鳥餡、こし餡、小倉餡と、餡にこだわり、

もなかの皮との絶妙なバランスが好評だそうです。


紅梅(ピンク)千鳥餡(白手亡豆を使った

優しい甘さとしっとりした口どけが特徴のあんこ)

白梅(白)こし餡

たそがれの梅(琥珀色)小倉餡


実際に食べてみると、

しっかりとした歯触りで

食べ応えのあるあんこが印象的でした。

密度が濃く、それぞれの餡の色を

比べてみるのも楽しいですよ。

私はあっさりとした緑茶やコーヒーと

一緒にいただくことが多いです。

 

「梅花亭」の歴史と物語

「梅花亭」さんのリーフレットには、

その長い歴史が綴られています。

創業は嘉永3年(1850年)、江戸の大伝馬町。

創業者は新しいもの好きで

甘いもの好きだったそうで、

数々の「日本初」のお菓子を生み出してきました。

亜墨利加饅頭(アメリカまんじゅう):

長崎帰りの蘭学者・宇田川興斎氏の話をもとに、

パン窯のような窯で焼いた焼き菓子。

ペリー来航の時代に話題を呼び、

現在の栗まんじゅうの原型とも言われています。

どら焼き:二代目が創出。

現在のどら焼きとは少し形が異なりますが、

平成10年に復活し人気を集めています。

三笠山:青えんどう豆を使った

品の良い若草色あんのお菓子。

奈良の若草山を思って作られたそうです。
切り羊羹・切り山椒:大伝馬町べったら市で

長く愛されてきたお菓子。

小説家・久保田万太郎先生の

歌にも詠まれています。

そして、六代目の中村達三郎氏が、

もなかの型を現在のふっくらとした梅の形に変え、

紅・白・焦げの3色で餡をそれぞれにした

「梅もなか」を完成させました。

彼の歌「梅もなかここにありけり春火桶」も残されています。


「梅花亭」さんの創業地である大伝馬町は、

今も東京日本橋と小伝馬町の間にあり、

江戸時代から栄えた問屋街の風情が残る街です。

ちなみに、神楽坂にある「梅花亭」さんとは

創業年が異なり、今回ご紹介しているのは

1850年創業の「御菓子匠 梅花亭」さんです。

 

久保田万太郎と切り山椒、そして「東風」

リーフレットにも登場する

久保田万太郎先生は、

明治から昭和にかけて活躍した小説家・俳人。

浅草生まれの生粋の江戸っ子で、

東京下町の風情あふれる作品で知られています。


彼が愛した「切り山椒」は、

お正月に食べる餅菓子の一種で、

俳句の世界では新年の季語にもなっています。

そして、歌に詠まれた「東風(こち)」とは、

新年に梅を咲かせる春風のこと。

ここで「梅花亭」さんと繋がるのが面白いですね。

 

中村達三郎と「春火桶」

六代目・中村達三郎氏の歌にある

「春火桶(はるひおけ)」は、

春になってもまだ肌寒い

「花冷え」の日に焚かれる火鉢のこと。

梅が咲き、春の訪れを感じる中でも、

ふっくらと可愛らしい「梅もなか」で

心が温まるような、そんな風情を

歌に重ねたのかもしれません。

 

「梅花亭」を訪ねて、またはオンラインで

今回ご紹介した「梅花亭」さんは、

東京の中央区新川にある霊厳島本店、

日本橋小伝馬町店、

そして江東区の深川不動尊仲見世にある

深川店でその味を楽しむことができます。

もちろん、オンラインショップでも

お買い求めいただけますので、

ぜひチェックしてみてください。

www.baikatei.asia

 

和菓子はただ美味しいだけでなく、

その背景にある歴史や

職人さんの工夫、

そして季節を感じながらいただくことで、

さらに奥深い趣を味わうことができます。

 

この「ぼいむすび」を通じて、

そんな和菓子の魅力を

これからもお伝えしていきたいと思います。

今回のエピソードは

こちらからお聴きいただけます。

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最後まで聴いてくださってありがとうございました。

れいさんでした。

関連リンク

御菓子匠 梅花亭様:

梅花亭 – 嘉永3年(1850年)創業の梅もなか、どら焼きなど和菓子の老舗です。

老舗通販.net(梅花亭):

梅花亭 – 日本の老舗通販.net


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